ワタナベ軍団が鹿児島でキャンプ

　ワタナベジムの元WBA(世界ボクシング協会)スーパーフェザー級王者の内山高志(37)、WBA世界ライトフライ級王者の田口良一(30)をはじめとする主力6選手が5日から鹿児島でキャンプイン。志布志湾に面した日南串間ゴルフ場と近くの海水浴場で、走り込みを中心とした下半身強化に取り組んでいる。今回のキャンプには、内山、田口、日本スーパーフライ級王者の船井龍一(31)のベテラン勢に加え、日本スーパーバンタム級王者の久我勇作(26)、東洋太平洋ミニマム級王者の京口紘人(23)、日本ミニマム級5位の谷口将隆(23)と次世代選手が初参加。進退が注目される内山を含め、各選手ともSNSを通じて合宿の模様を伝えており、それぞれの目標に向け世代を超え刺激しあっているようだ。

　メンバーのなかで唯一次戦が決まっているのが、チャンピオンカーニバルで技能賞を獲得した久我。7月29日の後楽園ホールで同級5位の田村亮一(JBスポーツ)を迎えての初防衛戦を行う。ほか、田口は今夏に6度目の防衛戦を予定し、船井、京口、谷口のいずれかも時期的に見て前座に加わる可能性が高い。最大の関心は内山の復帰戦が行われるのかだが、新たな情報はまだ入っていない。一行は10日に帰京予定。