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ミドル級とスーパーミドル級の元世界王者アルツール・アブラハム(37=アルメニア/独)と、元WBA(世界ボクシング協会)ミドル級暫定王者クリス・ユーバンク・ジュニア(27=英)が7月15日、英国ロンドンのウェンブリー・アリーナで戦うことになった。現在、アブラハムはWBO(世界ボクシング機構)スーパーミドル級1位、WBAとIBF(国際ボクシング連盟)7位にランクされており、一方のユーバンクはWBC(世界ボクシング評議会)4位、IBF8位に名を連ねている。興味深い元王者対決だ。
アブラハムは昨年4月にヒルベルト・ラミレス(メキシコ)に完敗してWBO王座を失ったが、その後は2連勝(1KO)を収めて指名挑戦者の地位を確定させた。51戦46勝(30KO)5敗。対するユーバンクは15年2月にWBAミドル級暫定王座を獲得したが初防衛戦後に返上。昨年9月には3団体王者ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/米)への挑戦が内定していながら、契約直前にキャンセルして不評をかった。今年に入ってスーパーミドル級に転向した。25戦24勝(19KO)1敗。この1敗はビリー・ジョー・サンダース(英)に2対1の判定負けを喫したものだが、その後は6連続KO勝ちを収めている。オッズは5対1でユーバンク有利と出ている。
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