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「タイソン」のニックネームで知られた元WBA(世界ボクシング協会)フライ級王者エルナン・マルケス(28=メキシコ)は3日(日本時間4日)、メキシコのソノラ州エルモシージョでエドゥアルド・エルナンデス(メキシコ)と10回戦を行った。ここ2試合で判定負け、引き分けと勝利から見放されたマルケスは3試合ぶりの勝利をつかむことができたのか。
試合はマルケスが初回に右をヒット、ダウンを奪って好スタートを切った。しかし2回、偶然のバッティングでマルケスの右目尻が切れ出血。それでもマルケスは上下にパンチを散らすなどしてエルナンデスを引き離していった。その後、マルケスの傷は悪化し、ドクターの診断を仰ぐ状況になった。迎えた4回、とうとうドクターは続行不能との診断を下し、これを受け勝負は判定に持ち込まれた。採点はジャッジ三者とも40対35でマルケス優勢だった。3試合ぶりの白星をマークしたマルケスは52戦42勝(30KO)8敗2分。3連敗となったエルナンデスは23戦17勝(7KO)6敗。