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有力プロモーターが共催する重量級賞金トーナメント、「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ」(WBSS)は9月にスタートする予定だが、このほどクルーザー級のエントリー選手3人が発表された。この3選手はIBF(国際ボクシング連盟)王者ムラト・ガシエフ(23=露)、WBC(世界ボクシング評議会)王者マイリス・ブリエディス(32=ラトビア)、そして元IBF、WBC王者クシシュトフ・ウロダルチク(35=ポーランド)で、WBSSのスケールをアピールするかたちとなっている。
WBSSは米国のリチャード・シェーファー・プロモーターやスイスに拠点を置くサウアランド・イベントなどが提携して催すイベントで、クルーザー級とスーパーミドル級の2階級で実施する。それぞれの階級に8人がエントリーし、勝ち抜き戦で優勝者を決めることになる。賞金総額は5000万ドル(約55億円)になるという。9月と10月に準々決勝戦、来年1月か2月に準決勝戦、5月に決勝戦という段取りになっている。すでに参加が決まったガシエフは昨年12月にデニス・レベデフ(露)からIBF王座を奪った23歳で、戦績は24戦全勝(17KO)。ブリエディスは今年4月、マルコ・フック(セルビア/独)との決定戦を制してWBC王座についたばかりだ。22戦全勝(18KO)。ウロダルチクは06年〜07年にかけてIBF王座に君臨し、10年〜14年にかけてWBC王座を6度防衛した実績を持つ。57戦53勝(37KO)3敗1分。ほかにどんな選手が参加するのか、エントリー者が気になるところだ。