ハードが元王者と初防衛戦

　IBF(国際ボクシング連盟)スーパ―ウェルター級王者ジャーレット・ハード(26=米)の初防衛戦が今夏、元WBA(世界ボクシング協会)同級王者オースチン・トラウト(31=米)を相手に米国内で行われることになった。「リング誌」の電子版が報じているもので、一時は7月15日という日程も出ていたが、これは見直しされる見込みだ。今年2月に戴冠を果たした20戦全勝(14KO)の王者にとっては真価が問われる試合になりそうだ。

　ハードは今年2月、トニー・ハリソン(米)との決定戦で9回TKO勝ち、王座を獲得した。その試合を含め6連続KO勝ちと勢いがある。対するオースティンは11年から13年にかけてWBA王座を4度防衛した実績を持つサウスポーの技巧派で、33戦30勝(17KO)3敗の戦績を残している。昨年5月、ハードの前の王者、ジャモール・チャーロ(米)に挑んで12回判定負けを喫しており、それ以来の試合となる。