B級デビューで王者撃破

　09年、10年と2年連続で国体バンタム級を制し、昨年12月にB級でプロ入りした戸部洋平(三迫=23歳)が14日、後楽園ホールでデビュー戦を迎え、韓国スーパーフライ級王者・鄭眞綺を1ラウンドTKOで破る快挙を見せた。
　デビュー戦とは思えない落ち着きを見せた戸部は、上下にパンチを散らし、左ボディで最初のダウンを奪うと、立ち上がる鄭にボディ、ワンツーをまとめ、2度目のダウンとともにレフェリーストップを呼び込んだ。

　アマチュアで52戦42勝(20RSC)10敗の成績を残し『三迫ジム4人目の世界王者を目指して』のキャッチフレーズでプロの世界に飛び込んだ戸部。倒した鄭は東洋太平洋同級9位にもランクされ、これでデビュー初戦での東洋ランク入りも確実となった。