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[海外ニュース]2017.5.25

元王者スティーグリッツが引退

 09年から14年にかけてWBO(世界ボクシング機構)スーパーミドル級王座に2度ついた実績を持つロバート・スティーグリッツ(35=露/独)が24日、引退を表明した。「この数週間、すごく悩んだが、決断を下した。私の体はリングのなかでハイレベルの成功を収めるには反応が不十分になった」と引退の理由を話している。スティーグリッツは2年前にライトヘビー級に転向し、世界トップ10にも入っていた。

ロバート・スティーグリッツ
 スティーグリッツは09年にカロリー・バルザイ(ハンガリー)を11回TKOで破ってWBOスーパーミドル級王座を獲得し、6度の防衛に成功。一度はアルツール・アブラハム(アルメニア/独)に王座を空け渡したが、7ヵ月で奪回し、初防衛戦では清田祐三(フラッシュ赤羽)を10回TKOで退けた。V2戦でアブラハムに惜敗し、さらに4度目の対戦では6回TKO負けを喫した。それを機にライトヘビー級に転向し、EBU欧州王座を獲得したが、6月20日に36歳になることもあり体力の限界を感じたようだ。57戦50勝(29KO)5敗2分。なお、スティーグリッツの引退で空位になったEBU欧州ライトヘビー級王座の決定戦は、7月1日にドイツのドレスデンで行われる。カードはドミニク・ボーセル(独)対カロ・ムラト(アルメニア/独)。

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