ポベトキンが9位と対戦

　元WBA(世界ボクシング協会)ヘビー級王者アレクサンデル・ポベトキン(37=露)が7月1日、ロシアの首都モスクワでWBC(世界ボクシング評議会)とIBF(国際ボクシング連盟)13位、WBO(世界ボクシング機構)9位のアンドレイ・ルデンコ(33=ウクライナ)と対戦することになった。ポベトキンは昨年、2度にわたるドーピング違反が発覚したためWBCから出場停止処分を受け、現在は主要4団体でランキングから除外されている。

　ポベトキンは昨年5月にWBC王者デオンタイ・ワイルダー(米)に挑戦するはずだったが、直前になってドーピング違反が発覚してキャンセルに。12月には暫定王座の決定戦に臨む予定だったが、またも違反が判明。対戦するはずだったバーメイン・スティバーン(ハイチ/米)が帰国してしまったため、偵察に来ていたヨアン・デュアーパ(仏)を代役にして6回KO勝ちを収めた。32戦31勝(23KO)1敗。この2年間で7連勝(3KO)中のルデンコは33戦31勝(19KO)2敗。