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WBC(世界ボクシング評議会)内フェザー級王座統一戦、正規王者ゲイリー・ラッセル(28=米)対暫定王者オスカル・エスカンドン(32=コロンビア)の12回戦は20日(日本時間21日)、米国メリーランド州オクソンヒルのMGMナショナル・ハーバーで行われた。ともに故障などのため試合間隔が空き、ラッセルは昨年4月以来、エスカンドンは昨年3月以来のリングだった。
〇ゲイリー・ラッセル(米)
7回59秒TKO
×オスカル・エスカンドン(コロンビア)
サウスポーのラッセルは初回から好調を思わせる動きで相手をコントロール。エスカンドンは果敢に仕掛けるものの手応えのあるパンチを打ち込めない。そんななか3回にラッセルが右フックでダウンを奪い、圧倒的有利に立つ。その後もエキサイティングな戦いは続いたが、7回で幕が下りた。この回、ラッセルが左から右で暫定王者にダメージを与えるとレフェリーが試合をストップした。2度目の防衛に成功したラッセルは29戦28勝(17KO)1敗。試合後は同じ階級のWBA(世界ボクシング協会)スーパー王者レオ・サンタ・クルス(メキシコ)、IBF(国際ボクシング連盟)王者リー・セルビー(英)、WBO(世界ボクシング機構)王者オスカル・バルデス(メキシコ)らに統一戦を呼びかけた。敗れたエスカンドンは28戦25勝(17KO)3敗。
セミではIBFスーパーミドル級暫定王座決定戦、1位ホセ・ウスカテギ(ベネズエラ/メキシコ)対3位アンドレ・ディレル(米)の12回戦が行われ、反則行為のためウスカテギが8回3分で失格、ディレルが勝利者となり暫定王座についた。それまでの採点では77対74、77対75、76対76の2-0でリードを奪っていたウスカテギだが、8回終了ゴング後に左を放ってディレルを倒してしまった。これをみたレフェリーがウスカテギに失格、反則負けを言い渡した。弟のアンソニーに続いて暫定ながら兄弟王者となったサウスポーのディレルは28戦26勝(16KO)2敗、ウスカテギは28戦26勝(22KO)2敗。