6/2 金のヨカがデビュー戦

　16年リオデジャネイロ五輪スーパーヘビー級金メダリストのトニー・ヨカ(25=仏)のプロデビュー戦が6月2日、フランスのパリで行われる。ヘビー級6回戦で拳を交える相手は米国ウェストバージニア州王者で12戦全勝(8KO)のトラビス・クラーク(38=米)。五輪最重量級王者のプロ初陣とあって、フランスのカナル・プラス・スポーツが試合を生中継することになっている。

　身長201センチ、リーチ208センチのヨカはリオ五輪決勝でジョー・ジョイス(英)に2対1の判定で競り勝って金メダルを獲得。プロ転向に際しては米国に拠点を置くリチャード・シェーファー氏が興したリングスター・スポーツと契約を交わした。デビュー戦を前にヨカは「大勢のファンの前でプロとしてリングに上がるときが待ちきれない。これは夢の第一歩。バージル・ハンター・トレーナーとの練習で身につけたものを早く披露したい。6月2日の試合を見逃さないようにしてほしい」と話している。12年ロンドン五輪の覇者アンソニー・ジョシュア(英=現WBAスーパー&IBFヘビー級王者)に続くことができるか、まずはヨカのデビュー戦に注目したい。