$500万を手にしたカネロ

　WBO(世界ボクシング機構)スーパーウェルター級王者サウル・カネロ・アルバレス(26=メキシコ)対元WBC(世界ボクシング評議会)ミドル級王者フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(31=メキシコ)の164.5ポンド(約74.6キロ)契約12回戦は6日、米国ネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われた。結果は既報のとおりだが、その試合でアルバレスは最低でも500万ドル(約5億6400万円)の報酬が保証された。

　2万枚以上のチケットが発売から10日で完売になったほどの注目ファイトだったが、力の差は歴然だった。全般をとおしてアルバレスが攻めチャベスが守るという構図に終始、ジャッジ三者が120対108と採点するワンサイドゲームとなった。この試合でアルバレスには500万ドルが最低保証され、チャベスにも300万ドル(約3億3800万円)が保証された。これにペイ・パー・ビュー(PPV=有料視聴)の歩合がそれぞれ加算されることになる。前座に出場した前IBF(国際ボクシング連盟)ミドル級王者デビッド・レミュー(カナダ)は20万ドル(約2340万円)、10回判定負けを喫したマルコス・レイジェス(メキシコ)は4万5000ドル(約530万円)、ウェルター級10回戦に出場した元WBCスーパーライト級暫定王者のルーカス・マティセ(亜)はレミューと同額の20万ドル、5回TKO負けのエマヌエル・テイラー(米)は4万ドル(約470万円)だった。