渡部あきのり「結果を出す」

　移籍初勝利を目指す元日本&OPBF東洋太平洋ウェルター級王者の渡部あきのり(31=角海老宝石)が7日、都内の日本ボクシングコミッション事務局でスーパーウェルター級8回戦の前日計量に臨み、対戦相手でOPBFミドル級10位のマキシ・ナハク(31=インドネシア)とともにリミット内でクリアした。試合は8日、後楽園ホールで開催される「角海老ボクシング」のセミファイナルで行われる。

　今年1月の移籍初戦を落とした渡部は、2戦目に向け「良い感じに仕上がっている。前回は実戦から遠ざかっていたこともあり自分のボクシングを見失っていた。最高の環境で練習をさせてもらっているので、なんとしても結果を出したい」と意気込み、「気が抜けない相手だが、ここで勝てば良い流れに乗れると思う。まあ見ていてください」と再浮上に自信をにじませた。

　一方、21戦7勝(3KO)12敗2分と負け越しつつも、ここ3戦は連続KO勝利中と波に乗るナハク。来日は今回が3度目とあって慣れた様子で計量を終えると、近くで買ってきた牛丼をつつき空腹を満たし、「日本では2度負けているが、明日は勝ちたい。グッドパフォーマンスに期待してほしい」と話した。