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4月29日にウラジミール・クリチコ(41=ウクライナ)を劇的な11回TKOで下してIBF(国際ボクシング連盟)ヘビー級王座の4度目の防衛に成功し、同時にWBA(世界ボクシング協会)同級スーパー王座を獲得したアンソニー・ジョシュア(27=英)の近未来に関して、エディ・ハーン・プロモーターが「秋にクリチコとの再戦が濃厚」とメディアに明かしている。
アンソニー・ジョシュア
ジョシュアとクリチコが対戦する際の契約には再戦条項が盛り込まれていたといわれ、4月29日の試合後のコメントでも両者はリマッチについても軽く触れていた。ハーン・プロモーターは再戦時期として10月か11月が有力とみている。さらに2代前のIBF王者でもあるタイソン・フューリー(英)との対戦については、クリチコとの再戦をクリアすることを前提に「来年の4月が絶好の機会」と話している。
こうした一方、IBFはジョシュアに対して2位のクブラト・プーレフ(ブルガリア)との指名防衛戦を課す予定で、近日中に交渉開始の指令を出すものとみられている。もしもジョシュアがプーレフ戦を拒否してクリチコとの再戦を優先させるようならば、IBFが王座を剥奪する可能性もある。リング外の動きからも目が離せない状況といえる。