復帰に意欲のマルケス

　4階級制覇の実績を持つ元世界王者ファン・マヌエル・マルケス(43=メキシコ)が、14年5月以来、3年ぶりの戦線復帰を目指している。すでに「6月24日、場所はメキシコのトルーカ」という具体的な日程が候補に挙がっているが、マルケスは「相手や場所、報酬など大事なことを詰めないといけない」と、まだ慎重な姿勢もみせている。復帰の可能性は60%というが、はたして――。

　12年12月にはマニー・パッキャオ(比)を右の一撃でKOしたこともあるマルケスだが、その後は古傷の膝の故障や家族の反対などもあって試合数が激減。とうとう14年5月のマイク・アルバラード(米)戦を最後に半引退状態に陥ってしまった。この間も何度か復帰の噂が出たが、実現しなかった。今回はコンビを組んでいるナチョ・べリスタイン・スタイン・トレーナーが「6月24日に戦う準備はできた」と話していることから信憑性は高いとみられている。