3月は女子初の新鋭賞

　1日、後楽園ホールで開催された「ホープフル・ファイト」のリング上では、3月度月間賞の表彰式が行われ、新チャンピオンとなった3選手に賞状と副賞が送られた。なかでもOPBF女子東洋太平洋スーパーバンタム級新王者の後藤あゆみ(28=ワタナベ)は女子初の月間新鋭賞だった。

　親友の中川健太(レイスポーツ)から日本スーパーフライ級王座を奪い、文句なしのMVP受賞となった船井龍一(31=ワタナベ)は、「こうしてチャンピオンになれたのは両親、渡辺均会長、高橋智明トレーナー、そして応援してくれる方々のおかげです」と感謝し、親友から奪ったベルトは誰にも渡したくない、守り抜くと誓った。

　敢闘賞は、空位のOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王座を獲得し、3年ぶりにチャンピオンへと返り咲いた35歳の大竹秀典(金子)が受賞。「このような賞を頂きありがとうございます。今年は年男なので、もっと上のタイトルを狙い良い年にしていきたい。これからもさらに精進します」と今後の抱負を語った。

　そして新鋭賞の後藤は、「最初、トレーナーに受賞の話を聞いた時はドッキリだと思った。こうしてライトの下に立つことができてうれしい」と喜び、今月13日の香港での遠征試合に向け「インパクトを残してシレッと帰ってきます」と意気込んだ。
　記憶に残る戦いを繰り広げ、栄誉を手にした3選手のさらなる活躍に期待したい。