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WBO(世界ボクシング機構)スーパーミドル級挑戦者決定戦、前王者で現2位アルツール・アブラハム(37=アルメニア/独)対3位ロビン・クラスニキ(30=コソボ/独)の12回戦は22日(日本時間23日)、ドイツのエルフルトで行われた。ミドル級で10度の防衛とスーパーミドル級で2度の戴冠実績を持つアブラハムと、3度目の挑戦に狙いを定めるクラスニキ。どちらに凱歌が挙がったのか。
アルツール・アブラハム
身長で11センチ勝るクラスニキは積極的に攻めて出たが、アブラハムの固いガードを崩すことができず、なかなかクリーンヒットに結びつかない。逆に前王者は例によって攻防分離ながら強打を飛ばしてジャッジに攻勢を印象づけていった。採点はひとりのジャッジが115対114の接戦とみたが、ほかのふたりは118対110、117対111の大差をつけた。3対0の判定勝ちで指名挑戦権を獲得したアブラハムは51戦46勝(30KO)5敗、クラスニキは51戦46勝(17KO)5敗。