トリプル世界戦発表

　WBCの豪華トリプル世界戦が4月8日(金)、東京・両国国技館で開催される。
　2日、都内で開かれた発表会見には、出場するスーパーバンタム級・西岡利晃(帝拳)、フェザー級・長谷川穂積(真正)、スーパーフェザー級・粟生隆寛(帝拳)の3人の王者が姿を現し、それぞれ防衛戦に向けて豊富を語った。

　同級6位マウリシオ・ムニョス(アルゼンチン)と6度目の防衛戦を戦う西岡は、「初心に戻り挑む気持ちで、完璧なボクシングを目指す。3人でボクシング本来の素晴らしい、感動できる試合がしたい」と語ると、初防衛戦で元WBO世界王者の同級1位・ジョニー・ゴンサレス(メキシコ)を迎える2冠王者・長谷川は「昨年はフルラウンドを戦い、良い経験となった。尊敬する西岡さん、粟生と刺激を受け合い、3人で勝ちたい」と話した。さらに、前々王者で同級3位ウンベルト・グチェレス(メキシコ)の挑戦を受ける2冠王者・粟生は「サウスポーの強い相手。気持ちが引き締まる。初防衛戦は勇気を持って臨みたい」と意気込みを見せた。

　最後に、3人は試合に向けてのテーマを求められ、長谷川はフェザーへの生まれ変わりを込め「新生」、西岡は完璧なボクシングを目指し「極める」、そして粟生は王者の関門として「初防衛」と色紙に書き、並べられた緑の5本のベルトとともに勝利を誓った。

■挑戦者戦績
ムニョス:23戦21勝(9KO)2敗
ゴンサレス:54戦47勝(41KO)7敗
グチェレス:31戦28勝(20KO)2敗1分

試合は日本テレビで放送予定。