4/29はショータイムが生中継

　4月29日(日本時間30日)、英国ロンドンのウェンブリー・アリーナで行われるIBF(国際ボクシング連盟)ヘビー級タイトルマッチ、王者アンソニー・ジョシュア(27=英)対元3団体王者ウラジミール・クリチコ(41=ウクライナ)の12回戦は、米国では大手ケーブル・ネットワークのショータイムが生中継することになった。放映権を争ったライバルのHBOテレビは当日の夜に再放送というかたちをとる。
※ジョシュア対クリチコは30日(日)午前6時からWOWOWライブ・チャンネルで生放送の予定。現地の進行状況によっては6時の番組開始と同時にジョシュア対クリチコが始まる可能性もあるので要注意。

　ジョシュア対クリチコは英国ではスカイ・スポーツが課金システムのペイ・パー・ビュー(PPV)で放送するが、米国での放送に関してはジョシュアと契約を結ぶショータイムとクリチコの試合を20回以上放送してきたHBOが争っていた。結果として生中継はショータイム、HBOは当日の夜に再放送することでけりがついたようだ。両者の再戦が行われる場合はHBOが生中継、ショータイムが再放送という約束があるとも伝えられる。ジョシュア対クリチコの前座ではスコット・クイッグ(英)対ビオレル・シミオン(ルーマニア)のIBFフェザー級挑戦者決定戦、ルーク・キャンベル(英)対ダルレイ・ペレス(コロンビア)のWBA(世界ボクシング協会)ライト級挑戦者決定戦が行われるほか、ローレンス・オコリー(英)、ケイティー・テイラー(アイルランド)、ジョシュ・ケリー(英)、ジョー・コーディナ(英)ら16年リオデジャネイロ五輪戦士も出場を予定している。

　なお、ショータイムは今回のジョシュア対クリチコの放送決定と合わせ、以下のような今後の放送予定カードを公表した。
★4月29日　ジョシュア対クリチコ@ロンドン(英)
★5月20日　IBFスーパーフェザー級タイトルマッチ:ジャーボンタ・デイビス(米)対リアム・ウォルシュ(英)@ロンドン(英)
★5月20日　WBC内フェザー級王座統一戦:ゲイリー・ラッセル(米)対オスカル・エスカンドン(コロンビア)　IBFスーパーミドル級暫定王座決定戦:アンドレ・ディレル(米)対ホセ・ウスカテギ(ベネズエラ/メキシコ)　WBAスーパーライト級挑戦者決定戦:ランセス・バルセレミ(キューバ/米)対キリル・レリクー(ベラルーシ)@オクソンヒル(米)
★5月27日　IBFウェルター級タイトルマッチ:ケル・ブルック(英)対エロール・スペンス(米)@シェフィールド(英)
★6月3日　WBCライトヘビー級タイトルマッチ:アドニス・スティーブンソン(ハイチ/カナダ)対アンドレイ・フォンファラ(ポーランド/米)　エレイデル・アルバレス(コロンビア/カナダ)対ジャン・パスカル(ハイチ/カナダ)@モントリオール(カナダ)
★6月9日　スーパーライト級10回戦:ジョエル・ディアス(米)対アベル・ラモス(米)@ベローナ(米)