ノックアウトに指名戦指令

　WBA(世界ボクシング協会)選手権委員会は17日、同団体のミニマム級王者ノックアウト・CP・フレッシュマート(26=タイ)と1位のレイ・ロバト(26=比)両陣営に対戦交渉に入るよう指令を出した。交渉期間は30日で、この間に対戦がまとならなかれば興行権入札が行われることになる。ノックアウトは暫定王者時代を含めて6度の防衛を果たしている。

　ノックアウトは14年10月に暫定王座を獲得し、昨年6月には正王者のバイロン・ロハス(ニカラグア)に勝って正王者に昇格した。5度目の防衛戦では小野心(ワタナベ)、V6戦では大平剛(花形)を下している。15戦全勝(7KO)。サウスポーのロバトはデビューから4連敗、ルーキー時代にも4連敗を喫したが、直近の7戦は全勝で、元王者のニコシナシ・ジョイ(南ア)を2度下すなど6連続KO勝ちと勢いがある。36戦23勝(15KO)13敗。ミニマム級では福原辰也(本田フィットネス)がWBO(世界ボクシング機構)王座を保持しているほか、日本関係ではWBA10位に原隆二(大橋)、15位に小西伶弥(真正)がランクされている。