クイッグ 次は 挑戦者決定戦

　4月29日(日本時間30日)、英国ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われる元WBA(世界ボクシング協会)スーパーバンタム級王者スコット・クイッグ(28=英)対ビオレル・シミオン(35=ルーマニア)の12回戦が、IBF(国際ボクシング連盟)フェザー級挑戦者決定戦として挙行されることになった。現在、クイッグはフェザー級でIBF5位、シミオンは4位にランクされている。なお、この日はメインでアンソニー・ジョシュア(27=英)対ウラジミール・クリチコ(41=ウクライナ)のIBF(国際ボクシング連盟)ヘビー級タイトルマッチが組まれている。

　ジョー・ギャラガー・トレーナーとのコンビを解消して新たにフレディ・ローチ・トレーナーと組んだクイッグは、昨年12月にWBAインターナショナル・フェザー級王座を獲得しており、これがその王座の初防衛戦でもある。35戦32勝(24KO)1敗2分。04年アテネ五輪フェザー級8強の実績を持つシミオンは22戦21勝(9KO)1敗。現在、IBFのフェザー級王座はリー・セルビー(英)が保持しており、7月13日までに1位のジョナタン・バーロス(亜)と防衛戦を行う義務を負っている。2位は空位で3位にカール・フランプトン(英)がランクされているが、フランプトンは1月に失ったWBA王座の奪還に照準を合わせている。