1000ドル差 セルビー側落札

　IBF(国際ボクシング連盟)フェザー級王者リー・セルビー(30=英)対同級1位の指名挑戦者ジョナタン・バーロス(33=亜)の興行権入札が13日に行われ、セルビー側のTGBプロモーションズが両選手の合計報酬として60万1000ドル(約6551万円)を提示して落札した。TGBは15日以内に契約を交わしたうえで90日以内に試合を行う義務を負うが、開催地や日程は未定。

　入札にはバーロス側のKOインターナショナル・プロモーションズも参加、60万ドル(約6540万円)を提示したが、わずか1000ドル(約10万9000円)及ばなかった。60万1000ドルの分配はセルビーに75%、バーロスに25%となる。この両者は今年1月28日に米国ネバダ州ラスベガスで戦う予定だったが、試合前日の健康診断でバーロスが失格したためキャンセルになった経緯がある。セルビーは英国が主戦場だが、米国の実力者アル・ヘイモン氏ともアドバイザー契約を交わしている。そのためバーロス戦は米国開催となる可能性が高そうだ。3度目の防衛戦となるセルビーは25戦24勝(9KO)1敗。昨年10月、細野悟(大橋)に勝って指名挑戦権を手にした元WBA(世界ボクシング協会)王者のバーロスは46戦41勝(22KO)4敗1分。