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[試合後談話]2017.4.3

今年も新人王戦が熱い!

 毎年、熱戦が繰り広げられている新人王トーナメント戦。3日、後楽園ホールで開催された「第74回東日本新人王予選」では全13試合が行われ、フレッシュなボクサーたちが熱い戦いを見せた。
ジロリアンの右で菅野が顎を負傷
 タレント・ロバート山本とのデビュー戦でKO負けしてから3連勝中のジロリアン陸(28=フラッシュ赤羽)と2戦2勝(2KO)の菅野智宏(20=ヨネクラ)が対戦したスーパーフェザー級4回戦。初回からスリリングな展開となったが、3ラウンドに陸の強烈な右フックが決まると菅野は顎を負傷。棄権の申し出をして陸のTKO勝ちとなった。
ジロリアン陸(フラッシュ赤羽)
 勝った試合は全てKOの陸は「ジャブが当たったので自分の距離になった。今回からひとつ階級を上げたがパワーの差は感じなかった」と試合を振り返った。人気ラーメン店 「ラーメン二郎」の熱狂的なファンの総称であるジロリアンをリングネームにし、年間330杯ラーメンを食べているという陸は「明日は当然ラーメン二郎を食べに行きます。ただ、次の試合が近いのでちょっと控えないといけないですね」と頭をかいた。
第10試合 上林vs松澤
 今回が2度目の新人王トーナメント参戦となる松澤拳(26=宮田)と連敗からの脱出を目指す上林直樹(27=石川ジム立川)が拳を交えたフェザー級4回戦。プレスをかける上林に対し、サウスポーの松澤は左ストレート、右フックをヒットさせ判定勝ちした。
松澤拳(宮田)
 左手の骨折や不調もあり、これが約11ヶ月ぶりの試合となった松澤は「ブランクがあって不安だった。ポイントは取っていると思ったが、今日は会長に言われていることが出来なかった」と反省の弁が口を突いた。元々右利きだが、プロテストに合格してから1年後にサウスポーに変えデビューした松澤は「次の試合までにジャブを修正していきたい」と課題を挙げ、勝利を誓った。

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