村田諒太の世界挑戦が決定!

　ロンドン五輪金メダリスト、村田諒太(31=帝拳)の世界戦が遂に決定!3日に都内のホテルで会見が開かれ、WBA世界ミドル級2位の村田は5月20日(土)に東京・有明コロシアムで1位のアッサン・エンダム(33=仏)とWBA世界王座決定戦を行うことが発表された。

※試合の模様は当日フジテレビ系列で全国中継!

※観戦チケット情報
・特別リングサイド: 50,000円
・指定席A: 30,000円
・指定席B: 20,000円
・指定席C: 10,000円
・指定席D: 6,000円
■4月10日(月)「チケットぴあ」にて発売開始

　日本中が注目したプロ転向から4年、全階級で決めること自体が難しいとされるミドル級での世界戦が13戦目で決まった村田は、日本での開催を喜ぶと同時に帝拳ジムをはじめこれまでサポートをしてくれた関係者に感謝。結果を残すことで恩を返したいと話した。

　交渉は難航し、「昨年から世界戦の話は出ていたがなかなか決まらず、村田のモチベーションを心配していたが、昨日正式に決まりました」と話した帝拳プロモーション浜田剛史代表は、「デビューから4年、今一番良い時に世界戦ができる。村田の力が存分に発揮されると思う」と期待した。

　元WBO世界ミドル級王者のエンダムは、04年のアテネ五輪にカメルーン代表として出場。ミドル級でベスト8に輝き、同年プロ入り。10年にWBAミドル級暫定王座を、12年にWBO暫定王座(正規王座に昇格)を獲得した。WBO初防衛戦でピーター・クイリン(米)に敗れ、初黒星を喫すると同時にタイトルを失ったが、昨年12月にWBA暫定王座を再獲得。今回、同級1位として村田と正規王座を争うことになった。クイリン戦で6度のダウンを奪われるなど打たれ脆さはあるが、即座に立ち上がり反撃に移る精神力と回復の早さは世界的にも評価が高く、右の破壊力も脅威的だ。

　村田も「エンダムは昨年のKOオブザイヤーに選ばれたほどの強い選手。勝てば自分が強いと胸を張って言える相手」と評価し、タフな試合になると予想。そのうえで、「僕のいいところを出して勝負したい。オープニングとエンディングがいつ訪れてもおかしくないのがボクシング。ここで終わるのか、ここからスタートするのか、その緊張感を味わいたい」と試合を心待ちにした。