グリーンツダジムの2017年初イベント

　エディオンアリーナ大阪(旧大阪府立体育会館第2競技場)で2日、グリーンツダジムの2017年初イベント「CRASH BOXING.11」が開催された。第4試合では女子高生ボクサーの小村楓香(グリーンツダ)がタイ人ボクサーを相手に4回戦。さらに、セミファイナルでは田中一樹(グリーンツダ)が世界ランカーを迎えスーパーバンタム級8回戦。また、メインイベントでは、タイトル前哨戦として日本スーパーフライ級2位の奥本が東洋太平洋ランカーと打ち合いを演じた。

　序盤にダウンを喫した奥本は、徐々にペースを奪い返し後半にラッシュを仕掛けるも、7ラウンドの負傷で判定ドローと消化不良の試合となった。奥本は試合後「全然ダメでした。3回のダウンはパンチが全く見えませんでした。練習不足です」と下を向いた。

　セミファイナルで世界ランカーから金星をあげた田中は「2ラウンドに効かされてちょっと焦ってしまいました。でも、そのあとは冷静に戦えたと思います。これからですね。もっと練習を頑張ります」と笑顔を見せた。

　第4試合に登場した小村は宣言通りのKO勝利だったが「全く練習していたことが出ませんでした。もっともっと練習しなければと思うました」と目に涙を浮かべ悔しさをにじませた。

　本石昌也会長は「奥本についてはタイトル前哨戦でしたが、タイトルをやるには課題が多いということがわかりましたね。田中については良かった、よく頑張ったと思います。小村は練習通りのことがまだできてないのでこれからまた練習頑張っていきます」とそれぞれの選手についてはコメントを残した。