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WBC(世界ボクシング評議会)クルーザー級王座決定戦、1位マイリス・ブリエディス(32=ラトビア)対2位マルコ・フック(32=セルビア/独)の12回戦は1日(日本時間2日)、ドイツのドルトムントで行われた。この試合は当初、暫定王座決定戦として挙行される予定だったが、王者のトニー・ベリュー(34=英)が名誉王者にスライドしたことを受け4日前になってブリエディス対フックが正王座決定戦に昇格した経緯がある。
〇マイリス・ブリエディス(ラトビア)
12回判定(3対0)
×マルコ・フック(セルビア/独)
左ジャブを飛ばしながら好スタートをきったブリエディスに対し、かつてWBO王座を13度防衛した実績を持つフックは慎重な構えを崩さず、やや出遅れた感があった。ブリエディスが仕掛け、フックが応戦するという展開ながらクリンチが目立ち、盛り上がりを欠く試合になった。それでもブリエディスは着々とポイントを重ね、終わってみれば116対111、117対110、118対109の大差をつけて勝利を得た。ラトビアに初の世界王座をもたらしたブリエディスは22戦全勝(18KO)、団体をかえての返り咲きに失敗したフックは45戦40勝(27KO)4敗1分。