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18日(日本時間19日)、米国ニューヨークのミドル級&スーパーフライ級ダブル世界戦のアンダーカードでは前WBCスーパーフライ級王者で現1位カルロス・クアドラス(メキシコ)対WBC14位ダビド・カルモナ(メキシコ)の10回戦などが行われた。勝てば世界挑戦が待っているクアドラスが地力の差をみせつけたのか、それとも井上尚弥(23=大橋)に善戦したカルモナがビッグネームを食ったのか。
カルモナがテンポよく出入りするなか、ややクアドラスが後手にまわりながら攻め返すという展開でスタート。2回になるとクアドラスが左構えに変えるなどして突破口を探り、3回から積極的に攻めて出た。しかし、5回にカルモナの左ボディブローを受けてダメージを負った。カルモナも一気に行けず、拮抗したラウンドが続いた。7回、再びボディを攻められたクアドラスは左目上もカット。これで勢いづいたカルモナは8回にも細かいパンチをヒットした。9回、10回、危機感を抱いたのかクアドラスが攻めて出てカルモナを下がらせた。競った内容の試合だったが、採点は97対93(二者)、96対94の3-0でクアドラスに軍配が挙がった。クアドラスは38戦36勝(27KO)1敗1分、カルモナは29戦20勝(8KO)4敗5分。
同じく前座ではWBC米大陸ライト級タイトルマッチが行われ、王者のライアン・マーティン(米)がブライアント・クルス(米)に8回TKO勝ちを収めた。身長180センチ、リーチ185センチのマーティンは初回からクルスの顔面、ボディを攻めて圧倒。何度か好機をつかんだあとマーティンは8回にコーナーに詰めて連打、レフェリー・ストップを呼び込んだ。TKOタイムは8回45秒だった。WBC34位にランクされるマーティンは18戦全勝(11KO)、クルスは19戦17勝(8KO)2敗。