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WBA(世界ボクシング協会)スーパーウェルター級タイトルマッチ、王者ジャック・クルカイ(31=エクアドル/独)対元WBO王者で現WBA2位デメトリアス・アンドレイド(29=米)の12回戦は11日(日本時間12日)、ドイツのルートヴィヒスハーフェンで行われた。アマチュア時代の07年世界選手権でアンドレイドにポイント負けを喫しているクルカイはプロのリングで雪辱を果たすことができたのか。
〇デメトリアス・アンドレイド(米)
12回判定(2対1)
×ジャック・クルカイ(エクアドル/独)
185センチの長身サウスポー、アンドレイドが予想どおり右ジャブを突いてコントロール。クルカイは飛び込もうと機会をうかがうが、なかなかチャンスをつかめない。中盤になるとアンドレイドの手数が減ったのに乗じて反撃したが、流れそのものを引き寄せるまでには至らなかった。10回になるとアンドレイドが右構えに変えて引き離しにかかったが、最終回にはクルカイもアッパーを突き上げるなどして意地をみせた。採点はジャッジ二者が116対112でアンドレイド、もうひとりは逆に115対114でクルカイを支持していた。WBOに続いてWBAでも王座を獲得したアンドレイドは24戦全勝(16KO)。この階級にはWBAスーパー王者としてエリスランディ・ララ(キューバ/米)がおり、団体内の統一戦が期待される。10年前の雪辱を果たせず、2度守った王座を失ったクルカイは24戦22勝(11KO)2敗。