川口勝太が東洋太平洋タイトルに挑戦

　WBOアジアパシフィックスーパーフライ級暫定王者の川口勝太(堺東ミツキ)が次戦、東洋太平洋スーパーフライ級王者のレネ・ダッケル(比)に挑戦することがわかった。試合は4月2日(日)、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第二競技場)で開催される「DANGAN178」のセミファイナルで行われる。念願の国内でのタイトル戦に川口がコメントを寄せた。

「ようやく国内でのタイトルマッチ挑戦が決まり本当に嬉しいです」と正式決定を喜ぶ川口だが、実は、今日(3月11日)に向井寛史(六島)と対戦するレックス・ツォー(香港)から試合のオファーを受けていた。しかし、野上(真司)トレーナーと話し合った結果『今はその時期ではない』との判断を下し、「同じリスクを背負うなら今は日本かOPBFのタイトルを懸けた勝負をした方がいい」と交渉を始め、今回のタイトル戦が決まった。

　「OPBF(東洋太平洋)は数年前から目標としていたので『遂に来た!』という気持ちです。去年、ようやく肩書きをつける事が出来て、自分の中で少し気持ちのゆとりが出来てきました。暫定だとか言われることもあるけど、世界ランカーで無敗のチャンピオンに海外で勝ったのだから僕はこの(WBOアジアパシフィック)チャンピオンの中では、一番価値があると思ってます。(チャンピオンの)ダッケル選手はずっとやりたいと思っていた相手。自分の力も気持ちも全部ぶつける事が出来るチャンピオンです。ようやく日本で大きな試合が出来るので今まで応援してもらった方々に、しっかりベルトを届けれるように頑張ります」と意気込みコメントを寄せた。