加納陸の再起2戦目はタイトル戦

　前東洋太平洋ミニマムの暫定王者の加納陸(大成)と東洋太平洋スーパーフライ級15位にランキングされた秋月楓大(大成)が揃って6日、三田市内のジムで次戦の発表会見に臨んだ。加納の次戦は5月5日(金・祝)、三田市内の三田市総合文化センター郷の音ホールで開催されるWBOアジアパシフィックミニマム級王座決定戦。対戦相手は世界戦経験もあるジェリー・トモグダン(比)。トモグタンの戦績は31戦22勝(10KO)8敗1分。

　会見の冒頭、丸元大成会長は「加納の相手は世界経験もあるフィリピン人ボクサーに決まりました。相手はフィリピンでは珍しく足を使う選手、昨年8月、高山選手に負けてから体の強さを強化してきましたので、流れの中でKO出来たら良いと思っています。秋月は3月の発表で東洋太平洋のランキングにも入りました。今回の相手はまだ未定ですが、じっくりと育てるつもりです」と語った。

　加納は「昨年、世界戦で負けてから2戦目で、こんなモチベーションの上がる試合を組んでもらって驚いているし、嬉しく思っています。相手は世界の経験もあるし、足を使ったボクシングをしてくるのでしっかりと自分のボクシングをして必ず勝ちます」と意気込みを語ると、世界トップ戦線への返り咲きを誓った。

　秋月は「ランキングにも入ったので、しっかりとしたボクシングをして、勝ちたいと思います」と落ち着いた様子で話した。