ゴロフキン「これは最強を決める試合」

　36戦全勝(33KO)、KO率92%のGGGことゲンナディ・ゲンナビッチ・ゴロフキン(34=カザフスタン/米)と33戦32勝(29KO)1敗、KO率88%のダニエル・ジェイコブス(30=米)のミドル級頂上決戦まで2週間余りとなったが、2月28日(日本時間3月1日)にはWBA(世界ボクシング協会)スーパー王座とWBC(世界ボクシング評議会)王座、IBF(国際ボクシング連盟)王座保持者のゴロフキンが米国カリフォルニア州ロサンゼルスでメディアにトレーニングを披露した。ゴロフキン対ジェイコブスは3月18日(日本時間19日)、米国ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)で行われる。

※ゴロフキン対ジェイコブス、ダブルメインのローマン・ゴンサレス(29=ニカラグア)対シーサケット・ソールンビサイ(30=タイ)のWBC世界フライ級タイトルマッチは19日(日)午前10時からWOWOWライブで生中継の予定。ゲストは村田諒太(帝拳)、井上尚弥(大橋)。

　ゴロフキンは現在の居住地でもあるロサンゼルスのワイルドカード・ジムでメディアに対応した。18連続KO防衛を狙うゴロフキンは「ブルックリン(ニューヨーク)出身のジェイコブスとMSGで戦うので、とても興奮している。これはミドル級のベスト・ファイターふたりが最強を決めるために戦う試合。ジェイコブスは優れた戦闘スタイルとパワーを持ち、そしてボクシングのIQ(知能指数)が高い本物の王者。私は戦うための十分な準備ができている」と自信をみせている。ゴロフキンは2月下旬から23戦20勝(15KO)3敗のジョン・ジャクソン(バージン諸島=WBCスーパ―ウェルター級14位)、17戦全勝(16KO)のデビッド・ベナビデス(米=WBAスーパーミドル級4位)といったスピードのある強打者を相手に本格的なスパーリングを行っているという。