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元WBC(世界ボクシング評議会)スーパーフライ級王者で現在はWBC世界バンタム級1位にランクされるスリヤン・ソールンビサイ(27=タイ)が、VADA(任意の反ドーピング協会)の検査で陽性反応だったと専門サイトFightnews.comが報じた。禁止物質のメタンフェタミンとアンフェタミンの成分が検出されたという。スリヤンは過去に2度、世界戦のために来日した経験を持っている。
スリヤンは11年8月にWBC世界スーパーフライ級王者になったが、翌12年3月に佐藤洋太(協栄)に敗れて王座を失った。その後、バンタム級に上げて14年10月には山中慎介(帝拳)の持つWBC王座に挑戦。善戦したものの3度のダウンが響いて12回判定負けを喫した。昨年4月、挑戦者決定戦でアンセルモ・モレノ(パナマ)に判定負けを喫したが、再起2連勝で再び1位に浮上していた。56戦48勝(24KO)7敗1分。今回のVADAの結果を受け、クリーン・ボクシング・プログラム(CBP)を展開しているWBCがどんな対応をするか注目される。