5/6に向けアルバレスとチャベス抱負

　WBO(世界ボクシング機構)スーパーウェルター級王者サウル・カネロ・アルバレス(26=メキシコ)と、元WBC(世界ボクシング評議会)ミドル級王者フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(31=メキシコ)が20日、メキシコシティで公開会見に臨み、ともに「これはメキシコのために戦う」と抱負を語った。試合は164.5ポンド(約74.6キロ)契約の12回戦として5月6日、米国ネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われる。

　会見は屋外で行われたため一般ファンが大勢集まった。そのなかで最初にマイクの前に立ったチャベスは「この戦いはメキシコから始まる。みんなが望んだ試合に出られるので嬉しい。勝つのは私だ」と意気込みを口にした。コメントの最中には「チャベス」コールも飛んだ。続いてアルバレスがマイクに向かい「私のことを嫌いだと思う人もいればサポートしてくれる人もいる。大事なことはこの試合がメキシコのためであるという点だ。5月6日、皆さんに会うために準備する」と話した。その後、両者は顔を突き合わせるフェイスオフに応じたが、身長185センチのチャベスが10センチほど大きかった。戦績はアルバレスが50戦48勝(34KO)1敗1分、チャベスが54戦50勝(32KO)2敗1分1無効試合。オッズは13対2でアルバレス有利と出ている。