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元世界2階級制覇王者オマール・ナルバエス(41=亜)が3月4日、米国ニューヨークのバークレイズ・センターでIBF(国際ボクシング連盟)バンタム級挑戦者決定戦に臨むことになった。IBF同級最上位となる3位にランクされるナルバエスが対戦するのは4位のエマヌエル・ロドリゲス(24=プエルトリコ)。14年12月、井上尚弥(23=大橋)の強打に2回KO負けを喫してWBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級王座を失ったナルバエスにとっては、3階級制覇挑戦に向けた最終関門となる。
もともとナルバエス対ロドリゲスは興行権を落札したナルバエス側が1月13日にアルゼンチン国内で行う予定だったが、陣営の足並みが揃わずキャンセルになった経緯がある。この件に関してナルバエスのファン・オレンゴ・マネージャーはプロモータとの確執を理由に挙げている。しかし、その問題が解決したとみえ「オマール(ナルバエス)は契約にサインした」と同氏は話している。ナルバエス対ロドリゲスは、キース・サーマン(米)対ダニー・ガルシア(米)のWBA(世界ボクシング協会)、WBC(世界ボクシング評議会)ウェルター級王座統一戦の前座で行われる。サウスポーのナルバエスは50戦46勝(24KO)2敗2分、ロドリゲスは15戦全勝(10KO)。勝者が王者リー・ハスキンス(英)への指名挑戦権を手にする。
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