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フェザー級とスーパーフェザー級の元世界王者オルランド・サリド(36=メキシコ)が4月29日に次戦を行うことが確定的となった。開催地はメキシコのソノラ州エルモシージョが有力だが、対戦相手は決まっていない。サリドは昨年6月、当時のWBC(世界ボクシング評議会)スーパーフェザー級王者フランシスコ・バルガス(32=メキシコ)に挑戦したが、激闘のすえ12回引き分けという結果に終わっており、4月29日の試合が10ヵ月ぶりの復帰戦となる。
オルランド・サリド
サリドはバルガスと引き分けたあと昨年12月に三浦隆司(帝拳)と暫定王座決定戦を行う予定だったが、腰を痛めたためキャンセル。その後、WBO(世界ボクシング機構)王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)への挑戦プランも浮上したが、条件が合わず見送りとなった。61戦43勝(30KO)13敗4分1無効試合。陣営は三浦との対戦を望んでいるようだが、その三浦は今年1月にミゲール・ローマン(メキシコ)を12回KOで下してWBC王座への指名挑戦権を獲得しており、対戦する直接的なメリットは見当たらない。バルガスを破ってWBC王者になったミゲール・ベルチェル(メキシコ)、ロマチェンコ、そのロマチェンコと4月8日に拳を交えるWBA(世界ボクシング協会)レギュラー王者ジェイソン・ソーサ(米)、三浦、そしてサリド。スーパーフェザー級トップ戦線が熱くなってきた。