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前WBC(世界ボクシング評議会)スーパーフライ級王者で現1位のカルロス・クアドラス(28=メキシコ/帝拳)は3月18日、米国ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)で同級14位のダビド・カルモナ(25=メキシコ)と対戦する。昨年9月に王座を奪われたローマン・ゴンサレス(29=ニカラグア)との再戦は先送りになったが、クアドラスは「いまはカルモナとの試合に集中している」と意気込んでいる。
カルロス・クアドラス
クアドラスはゴンサレスとの再戦が有力視されていたが、結局は3月18日に別々のカードでMSGのリングに上がることになった。それだけにライバルの初防衛戦の直前にしっかりとアピールしておきたいところだ。クアドラスは「ゴンサレスとの再戦を望んでいたが叶わなかった。でも、いまはカルモナとの試合に集中している。私たちは長年の友人でもあるがライバルでもある。数多くの名勝負が繰り広げられてきたMSGで本当の戦いをみせる」と意気込んでいる。これが再起戦でもあるクアドラスは37戦35勝(27KO)1敗1分。これに対し昨年5月に井上尚弥(大橋)の持つWBO王座に挑んで12回判定まで粘ったカルモナも、これが10ヵ月ぶりの再起戦となる。「クアドラスはすごい実績を残してきたが、これからは私の時代だ」と自信をみせている。28戦20勝(8KO)3敗5分。クアドラスが勝ってゴンサレスとの再戦に駒を進めるのか、それともカルモナが井上戦の経験を生かして大物を食うのか。スーパーフライ級サバイバルマッチに要注目だ。