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かつてWBA(世界ボクシング協会)スーパーミドル級王座とWBAスーパーウェルター級暫定王座を獲得したことのあるアンソニー・ムンディン(41=豪)と、WBC(世界ボクシング評議会)スーパーミドル級暫定王座とWBAライトヘビー級王座についた実績を持つダニー・グリーン(43=豪)の元世界2階級制覇王者同士の10回戦が3日、オーストラリアのアドレードで行われた。
この両者は06年5月に対戦したことがあり、そのときはムンディンが3対0の12回判定勝ちを収めている。それから11年も経ってから再戦が実現したわけだが、なんと会場には2万6900人以上の観客が集まった。試合は初回からムンディンが減点されるなど荒れ模様だったが、中盤でポイントを重ねたグリーンが判定勝ちを収めた。採点は96対94、98対90、94対94の2-0だった。グリーン自身も7回に減点されている。雪辱を果たしたグリーンは41戦36勝(28KO)5敗、ムンディンは55戦47勝(27KO)8敗。
前座には元世界スーパーライト級王者コンスタンチン・チュー(露/豪)の息子、22歳のティム・チュー(豪)が出場し、マーク・ダルビー(豪)とのミドル級4回戦で3回TKO勝ちを収めた。チューは2戦2勝(1KO)、9連敗となった38歳のダルビーは17戦4勝(1KO)13敗。