銅のディチコもプロ転向

　12年ロンドン五輪、16年リオデジャネイロ五輪のスーパーヘビー級でいずれも銅メダルを獲得したイワン・ディチコ(26=カザフスタン)が、このほどオーストラリアのMJAエンターテインメント社と契約を交わしてプロに転向することになった。カザフスタンの五輪チームメート、ウェルター級金メダリストのダニヤル・エレウシノフ(25)とともに5月、中国でプロデビュー戦が計画されている。

　ディチコは12年ロンドン大会では金メダルを獲得するアンソニー・ジョシュア(英=現IBF世界ヘビー級王者)と対戦、13対11の接戦でポイント負けを喫して銅メダルに甘んじた。昨年のリオ大会では第2シードだったが、またも準決勝で敗れて銅メダルに終わった。アマチュア戦績は199戦181勝18敗。ディチコは「ロンドンではジョシュアに勝ったと思った。いつかプロのリングで彼に雪辱するということが大きなモチベーションになっている」と話している。