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WBA(世界ボクシング協会)スーパーウェルター級王者ジャック・クルカイ(31=エクアドル/独)対元WBO(世界ボクシング機構)同級王者で現WBA2位デメトリアス・アンドレイド(28=米)のタイトルマッチ12回戦が3月4日、ドイツのルートヴィヒスハーフェンで行われることになった。これまで日程は決まっていたものの開催地が未定だったが、このほどプロモーターのサウアランド・イベンツが公式発表した。
因縁の対決がやっと正式決定した。両者は昨年夏の興行権入札を経て11月5日にドイツで対戦することになっていたが、アンドレイド陣営が最終的な契約を交わしていなかったことを理由にクルカイ側が試合を見送った経緯がある。「アンドレイド側が契約しなかった」と主張する王者陣営と「アマチュア時代にアンドレイドに完敗しているクルカイ側が逃げた」と反論する挑戦者陣営。WBAが間に入って調整し、再入札の結果、クルカイ側は再び興行権を落札してドイツ開催にこぎ着けた。
15年5月に暫定王座を獲得してから正王者に昇格し、これが通算3度目の防衛戦となるクルカイは23戦22勝(11KO)1敗。13年11月にWBO王座を獲得したものの試合枯れのため王座を剥奪されたサウスポーのアンドレイドは23戦全勝(16KO)。オッズは16対1という大差でアンドレイド有利と出ている。アマ時代に08年北京五輪に出場、翌09年の世界選手権で優勝しているクルカイが意地をみせるか、それとも07年世界選手権準々決勝でクルカイに勝って優勝、08年北京五輪ベスト8のアンドレイドが実力差をみせつけるのか。
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