ブレーマー、統一戦中止

3月にマルチネス対ジンジルク
　WBC世界ミドル級王者セルヒオ・マルチネス(亜)の次期防衛戦が3月12日、米国ニュージャージー州アトランチックシティで行われることが決定的となった。まだ交渉の詰めを残す段階ではあるが、挑戦者はWBO世界スーパーウェルター級V6王者セルゲイ・ジンジルク(ウクライナ)が確定的。両陣営およびHBOテレビが基本合意に達しているため、近日中に正式決定に至るとみられている。

連敗のアブラハム、2月に無冠戦
　スーパーミドル級最強決定トーナメント「スーパー・シックス」の決勝トーナメントを控えている元IBF世界ミドル級V10王者、アルツール・アブラハム(アルメニア/独)が2月12日、ドイツでノンタイトル戦を行うことになりそうだ。相手は未定。
　昨年3月にアンドレ・ディレル(米)に反則負け、11月にはカール・フロッチ(英)に完敗を喫したアブラハムは、3月か4月にグループリーグ首位通過のアンドレ・ウォード(米)との対戦が決まっている。

マルケス対モラレス、4/9が有力
　WBA(スーパー)&WBO世界ライト級王者ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)の次期防衛戦が4月9日、米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデンで行われることになりそうだ。まだ交渉の詰めが残っているものの、挑戦者の最有力候補としてエリック・モラレス(メキシコ)の名が挙がっている。実現すれば3階級制覇同士の対決となり、モラレスが勝てばメキシコ人として初の4階級制覇者となる。
　37歳のマルケスは58戦52勝(38KO)5敗1分。昨年、2年半ぶりに戦線復帰して3連勝のモラレス(34歳)は57戦51勝(35KO)6敗。