2/4 H級サバイバル戦

　アマチュア時代、現IBF世界ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(27=英)にスパーリングで“KO勝ち”を収めたこともあるWBA同級13位、WBC14位、IBF8位、WBO6位のデビッド・プライス(33=英)が2月4日、英国ロンドンでIBF14位、WBO12位にランクされるクリスチャン・ハマー(29=ルーマニア/独)と対戦することになった。

　プライスは08年北京五輪スーパーヘビー級で銅メダルを獲得後にプロ転向を果たし、24戦21勝(18KO)3敗の戦績を残している。身長203センチ、125キロの巨体から繰り出す強打が売りだが、3敗がいずれもKOによるものでも分かるように打たれ脆さも併せ持つ。15年7月にエルケン・テペル(独)に2回KO負けを喫したのが直近の敗北だが、以後は2連続TKO勝ちを収めている。対するハマーも世界ランクの常連で、24戦20勝(11KO)4敗のレコードを残している。2年前にタイソン・フューリー(英)に8回終了TKO負けを喫したが、その後は3連勝(1KO)と復調。直近の試合ではテペルからWBO欧州王座を奪い取っている。なお、2月4日のイベントではメインで元WBA世界ミドル級暫定王者クリス・ユーバンク・ジュニア(英)がスーパーミドル級転向初戦でレノルド・キンラン(豪)と対戦する。