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[2016年回顧2]2016.12.30

五輪戦士が大活躍

 15年のフロイド・メイウェザー(米)対マニー・パッキャオ(38=比)のような世界を揺るがすようなメガファイトこそなかったものの、16年の世界のボクシング界はまずまず充実していたといえる。パッキャオの引退と復帰、ゲンナディ・ゴロフキン(34=カザフスタン/米)とサウル・カネロ・アルバレス(26=メキシコ)の並走、テレンス・クロフォード(29=米)やローマン・ゴンサレス(29=ニカラグア)の活躍、さらにアンソニー・ジョシュア(27=英)やワシル・ロマチェンコ(28=ウクライナ)ら五輪組の戴冠と話題の多い一年だった。
アンソニー・ジョシュア
 今年は12年ロンドン五輪組が顕著な活躍をみせた年でもあった。そのシンボル的な存在がヘビー級のアンソニー・ジョシュア(英)だ。ロンドン五輪ではスーパーヘビー級で金メダルを獲得しているジョシュアは4月にチャールズ・マーティン(米)を2回KOで下してIBF王座につき、6月には同じロンドン五輪組のドミニク・ブリージール(米)に7回TKO勝ち。12月にはエリック・モリナ(米)も3回TKOで退け2度の防衛を果たした。この世界戦の3勝を加え戦績を18戦全KO勝ちに伸ばした。この1年で大きく成長した代表選手といっていいだろう。来年4月29日には元3団体統一王者ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)との大一番が決まっている。
ワシル・ロマチェンコ
 08年北京大会、12年ロンドン大会と五輪連覇の実績を持つロマチェンコは今年6月、WBO世界スーパーフェザー級王者のローマン・マルチネス(プエルトリコ)に挑み、一方的に痛めつけて5回KO勝ち、フェザー級と合わせて2階級制覇を成し遂げた。
 11月にはニコラス・ウォータース(ジャマイカ)に何もさせず、7回終了時点で棄権に追い込み初防衛に成功した。プロの水に慣れたのか、デビュー当初よりも攻撃的な色合いを出すようになり、ファンのみならず識者の評価も急上昇している。この階級にはフェザー級時代にロマチェンコに勝っているオルランド・サリド(メキシコ)がいるほか、大晦日に試合を控える内山高志(ワタナベ)、来年1月28日に次戦が決まっている三浦隆司(帝拳)らがいるだけに、日本のファンにとっても気になるところだ。
オレクサンデル・ウシク
 12年ロンドン五輪ヘビー級金メダリストのオレクサンデル・ウシク(ウクライナ)も、9月にWBO世界クルーザー級王座を獲得し、プロでも結果を出した。12月には米国進出も果たし、来年は防衛を重ねた先のプランとしてヘビー級進出も視野に入れている。ロマチェンコ同様、08年北京大会と12年ロンドン大会を連覇したゾウ・シミン(中国)は11月、WBOフライ級王座決定戦を勝ち抜いて35歳にして戴冠を果たした。プロとしての実力にはいまだに疑問符がつくものの、中国というマーケットの開拓者としての働きは十分といえる。
オスカル・バルデス
 インパクトという点ではゾウ以上のものを残したのがWBO世界フェザー級王者になったオスカル・バルデス(メキシコ)だ。バルデスは08年北京大会、12年ロンドン大会ではメダルに届かなかったが、今年7月の決定戦では豪快な2回TKO勝ちを収め、11月の初防衛戦では大沢宏晋(ロマンサジャパン)を7回TKOで退け、プロ戦績を21戦全勝(19KO)に伸ばしている。
ラウシー・ウォーレン
 このほか五輪では3大会ともメダルなしに終わったラウシー・ウォーレン(米)も、バンタム級でWBAスーパー王座を獲得した。ミドル級金メダリストの村田諒太(帝拳)、その村田に11年世界選手権で勝って優勝しているイーゴリー・メホンツェフ(ウクライナ/米)、ライトヘビー級のアルツール・ベテルビエフ(露/カナダ)、ウェルター級でIBF指名挑戦権を手にしたエロール・スペンス(米)なども順調に勝利を重ねた。

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