カシメロがF級王座返上

　このほどIBF世界フライ級王者ジョンリエル・カシメロ(26=比)が王座を返上することが明らかになった。元IBFライトフライ級王者でもあるカシメロは、井上尚弥(23=大橋)やローマン・ゴンサレス(29=ニカラグア)らが王座に君臨する激戦クラスに参入して3階級制覇を狙うという。

　カシメロは今年5月、中国の北京で開催されたIBF総会の際に行われたタイトルマッチでアムナット・ルエンロエン(タイ)を4回でKO、2階級制覇を成し遂げた。9月には敵地でチャーリー・エドワーズ(英)を10回TKOで退けて初防衛も果たした。26戦23勝(15KO)3敗。王座返上、スーパーフライ級への転向についてカシメロは「3階級制覇は大きな栄誉であり、最高の選手として名を刻む機会になる」と話している。ただし、現在のスーパーフライ級は井上、ゴンサレス、カルロス・クアドラス(メキシコ)、ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)ら強豪が集結しており、カシメロがどこまで食い込めるかみものだ。