「2/25が待ちきれない」

　4階級制覇の実績を持つ元世界王者ミゲール・コット(36=プエルトリコ)は来年2月25日、米国テキサス州フリスコのフォード・センターで元世界ランカーのジェームス・カークランド(32=米)と拳を交える。15ヵ月ぶりの再起戦を前にコットは「リング復帰が決まりエキサイトしているよ」と話している。

　コットは昨年11月のサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)戦を前にタイトル戦の承認料支払いを拒んだとしてWBCからミドル級王座を剥奪され、試合でも12回判定負けを喫した。再起戦は今年6月、9月、11月、12月などが候補に挙がったが、実現しないまま現在に至る。45戦40勝(33KO)5敗。カークランド戦はスーパーウェルター級リミットを1ポンド下回る153ポンド(約69.4キロ)の契約で行われる。コットは「リングに戻って素晴らしい戦いをみせることに興奮している。2月25日に向けたトレーニング・キャンプに入るのが待ちきれないよ」と気持ちが急いている様子だ。サウスポーのカークランドは「コットのような伝説と戦えるので嬉しい。これまでとは違うトレーニングをして試合に臨むつもりだ」と、15年5月にアルバレスに3回KO負けして以来のリングを楽しみにしている様子だ。34戦32勝(28KO)2敗。チケットは最高304ドル(約3万5600円)で、最安価は29ドル(約3400円)となっている。試合はHBOテレビのペイ・パー・ビュー(PPV=有料視聴)で全米に生中継される。