大阪で熱いドラゴンズファイト

　大阪市内のエルシアターで11日、六島ジムと堺東ミツキジムと勝輝ジムが「DRAGONS FIGHT」を合同で開催した。メインイベントでは鯱ドラゴンズ敬太(六島)と此村勇(堺東ミツキ)がスーパーバンタム級8回戦で激突した。

　試合はまさにサウスポー同士の意地と意地のぶつかり合いとなった。鯱は左右のボディを主体に右アッパーを狙い、一方の此村は距離を作ってノーモーションの左ストレートを当てた。序盤は此村がペースを握ったが、中盤以降は、手数で優った鯱が追い上げを見せた。試合は三者三様の判定でドロー。

　初めて任されたメインのリングをドローで終えた鯱は「全然ダメでしたね。前半相手のペースになってしまってポイントを取られたので。後半は手数を出してようやくドローって感じでした。せっかくのメインでボクモバに載せてもらうのに悔しいです。また練習頑張ります」と笑顔を見せた。

　試合後、此村は「もっと、距離を置いてやれば良かったけどできませんでした。いつもの打ち合いになってしましたね。次は必ず勝ちます。来年はもっと頑張ります」と元気に来年の抱負を語った。