大毅、公開練習!

　"亀田祭り2010"でWBA世界フライ級15位シルビオ・オルティーヌ(ルーマニア)を相手に2度目の防衛戦を戦うWBA世界フライ級王者・亀田大毅(亀田)。フライ級最後の戦いを心に誓い、17日に亀田ジムで公開練習を行った。

　前日の興毅と打って変わり、寡黙な表情でジムに姿を表した大毅。集まった報道陣に開口一番「練習はせーへんよ。シンドイねん俺!」と公開練習は行わず、即座に囲み会見となった。

報道陣から今の調子を尋ねられ大毅は「調子は良い。普段はこの時期に減量に入らないが。冬だし早めに減量に入ってん。今はどれ位落ちてるか分らないが、手も唇もカサカサで身体は大変」と、練習は出来るが、水分を補給していない状態なので身体はキツイと語った。フライ級はこれで最後かと問われ「これが最後。やってられへん。無理やわな。統一戦は考えてないよ。フライ級獲った時点で、減量が厳しいから返上しようと思ってたんだから。2度も防衛戦すれば充分でしょ」と、26日は最後のフライ級での戦いになることを明かした。
　三兄弟揃い踏みに関して大毅は「一番良い試合をしたいとかは考えてない。KOをしたい!!フライ級最後だと思うし、観に来てくれたファンに、良いクリスマスプレゼントとなるような試合をしたい」とファンにKOをプレゼントをと意気込んだ。

　最後に、大毅はこれまでやって来た"相撲トレーニング"を報道陣に公開。サンデージャポンでお馴染みの一宮章一をパートナーに、相撲のハズ押しで一宮をコーナーに押し込むところを見せた。カメラマンからハズ押しの撮影をせがまれリクエストに応えるも、何パターンか撮影をすると「シンドイからこれで最後やで!」と、サービスポーズを披露し公開練習を終えた。

　また、亀田ジムから「大毅のタイトルマッチでは俳優の竹内力が国家独唱を行います。共通の知人の紹介で、竹内氏から是非と話がありました」と、竹内力が華を添えることとなり、大毅も「ミナミの帝王を観たことあるから楽しみやね」と笑顔を見せていた。