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全試合女子のみで行われるG-Legendの第3回大会が15日、後楽園ホールで開催された。この日のメインは、東洋太平洋女子ミニフライ級タイトルマッチ"王者・藤岡菜穂子(竹原&畑山)VS同級2位・柴田直子(ワールドスポーツ)"の一戦。王者・藤岡は、挑戦者に無敗の柴田を迎える試練の初防衛戦となった。
初防衛の藤岡
試合は、柴田が立ち上がりから王者に激しくプレスをかけ、序盤から打撃戦の展開となった。だが、地力で勝る王者・藤岡が、次第にヒット、手数で挑戦者を上回り、ダウンこそ奪えなかったものの、ジャッジ3者が98-93をつける判定3-0で初防衛に成功した。
藤岡の控え室会見
試合後、控え室に戻った藤岡は「倒せなかったのは自分の力不足。ベルトを守るよりも、もっとボクシングの完成度を高めたい」と話し、今後については「来年は世界挑戦を狙いたい。チャンスがあれば誰とでも。世界戦が無理なら力のある選手と戦って力をつけたい」と、世界への意欲を見せた。
控え室での柴田
一方、タイトル初挑戦も王者のパワーに初黒星の柴田は「緊張は無かった。パンチも思ったより感じなかった。我慢すれば行けるかと思ったが…」と試合を振り、今回の作戦について「もっと前に出たかった。左フックに注意して相打ちでもと考えていたが、警戒しすぎた。ついて行けないスピードでもなかった」と話した。愛弟子の敗戦に斉田会長は「藤岡のビデオを見て行けると思った。後半に失速するのでチャンスが来ると思っていたが、キャリアの差かな。2回のスリップがダウンになっていれば展開も変わった」と、敗因と分析した。
藤岡はこれで5戦全勝(3KO)。元世界大会銀メダリストは、更なる磨きをかけ世界を目指す。
藤岡はこれで5戦全勝(3KO)。元世界大会銀メダリストは、更なる磨きをかけ世界を目指す。