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WBC世界ヘビー級王者デオンタイ・ワイルダー(31=米)が、10日(日本時間11日)に英国マンチェスターで行われる同級IBFタイトルマッチ、王者アンソニー・ジョシュア(27=英)対エリック・モリナ(34=米)の試合のテレビ解説を務めることになった。
37戦全勝(36KO)のワイルダーと17戦全KOのジョシュアは来年、統一戦で拳を交える可能性があるだけに、WBC王者がライバルをどう分析をするのか注目される。
アンソニー・ジョシュア
もともとワイルダーは10日に米国カリフォルニア州ロサンゼルスで行われるジャーモール・チャーロ(米)対ジュリアン・ウィリアムス(米)のIBF世界スーパ―ウェルター級戦と、ヘスス・クェジャル(亜)対アブネル・マレス(メキシコ/米)のWBA 世界フェザー級戦のダブルタイトルマッチを放送するショータイムの解説を務めることになっていた。これに時間差でジョシュア対モリナの放送が加わるもので、ワイルダーは昨年6月にモリナに9回KO勝ちを収めているだけに、どんな解説をするか注目される。ワイルダーは7月のV4戦で右拳とみ上腕二頭筋を痛めて手術、リハビリに努めてきたが、いまは練習を再開している。ワイルダーは「モリナが手強い相手であることは対戦して知っている。彼は世界王座を獲得するためにどん欲に勝ちにいくだろう」と、暗にジョシュアの苦戦を匂わせるようなコメントを発している。そして「私のゴールはヘビー級王座を統一することなので、どちらが勝ったとしても私と戦わなければならない」と加えている。