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今週末26日(日本時間27日)、米国ネバダ州ラスベガスで元WBA世界フェザー級スーパー王者ニコラス・ウォータース(30=ジャマイカ)の挑戦を受けるWBO世界スーパーフェザー級王者ワシル・ロマチェンコ(28=ウクライナ/米)が、「序盤は厳しい戦いになると思う」と警戒の色をみせている。
ワシル・ロマチェンコ
アマチュア時代に五輪と世界選手権を連覇しているロマチェンコは「ハイテク」の異名を持つ技巧はサウスポーで、プロ転向後は3戦目でフェザー級、7戦目でスーパーフェザー級を制覇した。2戦目でオルランド・サリド(メキシコ)に惜敗して一時は評価を落としたが、今年6月のローマン・マルチネス(プエルトリコ)戦では攻撃的なボクシングをしたすえ鮮やかな5回KO勝ちを収め、一気にブレークした感がある。7戦6勝(4KO)1敗。そんなロマチェンコだが、27戦26勝(21KO)1分という高いKO率を誇るウォータースには警戒心を抱いている。「ウォータースは強打を備えた高い評価を得ている選手なので、私にとってはとても大事な試合になる。特に最初の4回までは極めて厳しい戦いになると思う」というのだ。しかし、一方で「でも、それ以降は仕留めるために狙っていく」と話してもいる。
これに対しウォータースは「サリドに負けたときのロマチェンコと変わってはいないと思う。負けてから彼はテクニックを前面に出して戦ってきた。私は戦士だからこれまでと同じように勇敢に戦うよ」と、こちらは自信満々の様子だ。しかし、オッズは11対2の大差でロマチェンコ有利と出ている。