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WBC世界ヘビー級王者デオンタイ・ワイルダー(31=米)が、手術した右拳と右上腕二頭筋の完治をアピールしている。「リング復帰が待ちきれない」と話すワイルダーは来春にも次戦を行いたい様子だ。
デオンタイ・ワイルダー
ワイルダーは7月のクリス・アレオーラ(米)戦で右拳と右上腕二頭筋断裂というケガを負い、試合後に手術を受けた。幸い順調に回復しているようで、「すべて好調だよ。もう両手をつかったトレーニングもしている」という。療養につとめている間、WBCは暫定王座の設置を決め、12月17日に1位アレクサンデル・ポベトキン(露)対バーメイン・スティバーン(ハイチ/米)で決定戦を行うことになっている。またIBF王者のアンソニー・ジョシュア(英)は12月10日にエリック・モリナ(米)とV2戦を行うことが決まっており、同じ日、ニュージーランドではジョセフ・パーカー(ニュージーランド/米)対アンディ・ルイス(メキシコ)のWBO王座決定戦も行われる。ワイルダーは彼らとの統一戦を望んでおり、「2017年はいい年になりそうだ」と腕を撫している。現時点ではWBCはワイルダーにポベトキン対スティバーンの勝者との団体内統一戦を義務づけているが、ワイルダー側は3月にヒューイ・フューリー(英)との防衛戦を計画していると伝えられる。ドーピング違反を含め大荒れとなった今年を経て、来年はヘビー級の王座が統一に向かう可能性が膨らんでいる。