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[試合後談話]2016.11.16

必殺仕事人が中南米の難敵と激突!

 世界挑戦から2年が経過し、来年に世界再挑戦を目論むIBF世界スーパーバンタム級8位の大竹秀典(35=金子)が16日(水)に後楽園ホールで開催された「ゴールデンチャイルド118」のメインイベントに登場。ベネズエラ国内バンタム級2位のアレキサンドル・エスピノサと拳を交えた。大竹は20戦して一度もKO負けのないエスピノサを相手にどのような試合を見せたのか?
エスピノサをキャンバスに転がした
 初回、日本での試合がこれが2試合目となるエスピノサが回転のある連打で迫ると右ストレートを好打。立ち上がりに不安を見せた大竹だったが、2ラウンドに右ストレートでダウン奪い一気に形成を逆転した。その後は大竹の力強いボディ攻撃にエスピノサは真っ向から打ち合ったが、大竹の有効打が勝りポイントを拾っていった。1人のジャッジはドローとしたが、2人は大竹を優勢。来年の世界戦に向けてベネズエラの刺客を振り切った。
倒したかったが…
 両目尻をカットし痛々しい姿で会見に臨んだ大竹は「初回、相手のパンチがあるなと思った。どうしても癖で前に出てしまうところがある。これではダメージを負いに行っているようなもの。ボクシングの幅を広げないといけないし、対応力をつけないといけない。もっと世界をアピールする試合を見せたかったのだが…」と最後まで笑顔は見られず傷の手当てがあるため早めに会見を切り上げた。
敗戦は受け入れる
 最後まで粘り強く戦い健闘したエスピノサは「(相手は)良いパンチを入れたのに打たれ強く、パンチも上手く流された。ダウンを喫したパンチは見えなかった。ダウンしてからペースが変わってしまった。判定はダウンしたし減点もあるから仕方ない」とサバサバした表情で振り返った。
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